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反射板について


フルートにおいて音の要となる「反射板(リフレクター)」は、

通常は反射台とスクリューの接合部分はロー付け(溶接)によって組み合わされています。

フルートの音を決定づける重要な要素のひとつが「反射板」です。


MIYABIの反射板はスクリュー部分と反射板を一体化した独自設計を採用し

接合部を排した構造により、振動がロスなく伝達され、

より豊かで繊細な音色を実現します。



日本の匠の技術が息づく、音へのこだわり。その響きを、どうぞご体感ください。



反射板の素材について




Silver925

田中貴金属工業の材料による一体型反射板

(一部洋白の反射板セットのバロッククラウンがございます)


Miyabiの銀製反射板は、田中貴金属工業製のシルバーを使用しています。

銀材の高騰という現実の中で、あえてこの贅沢な製法を選んだのは、

「音の純度」を追い求めるため。


さらに、国内のフルート精密部品製作を専門とする工房にて
一体削り出しによる製作を実現しました。

伝統と技術に裏打ちされた確かな品質、そして贅沢な素材
それらが融合することで、息を吹き込んだ瞬間から音が澄みわたり、
奏でるたびに研ぎ澄まされた響きをお届けします。

Miyabiのこだわりは、単なる部品ではなく、

「音楽を支える価値」を追求しました。

この反射板は、息を入れた瞬間のエネルギーを余すことなく反射板からスクリュー、そしてクラウンへと導きます。

ロー付けをせず、贅沢にもシルバー丸材から削り出した一体構造だからこそ、

響きの伝達が濁ることなく、演奏者の息遣いがそのまま音へと

変わっていきます。


Silver925の特徴

  • 響きの豊かさ:銀特有の深みと艶のある響きが得られる。

  • 音の遠達性:明るさと力強さを兼ね備え、ホールの奥まで届きやすい音色。

  • 反応の良さ:息のニュアンスが反映されやすく、柔らかい音から力強い音まで幅広く表現できる。

  • 音色の多彩さ:繊細で温かい音も、華やかで輝かしい音も作りやすい。

  • 育つ音:使い込むほどに銀が馴染み、奏者ごとの個性に応じた音色へと変化していく。




洋白


洋白素材(国内製造)による一体型反射板

洋白(ようはく)」とは、

銅を主成分とし、亜鉛とニッケルを加えた合金のことを指します。

英語では

Nickel Silver(ニッケルシルバー)

German Silver(ジャーマンシルバー)

と呼ばれますが、

実際には銀は含まれていません。



洋白のメリット

  • 強度が高い:柔らかい純銀や銅に比べて硬く、耐久性に優れるため扱いやすい。

  • 価格が比較的手頃:銀や金に比べてコストが抑えられ、初心者モデルや入門機にも採用されやすい。

  • 明るくはっきりした音色:やや硬質な響きで、音の立ち上がりが良い。

  • 音量が出しやすい:響きがシャープで、明快な発音を得やすい。

  • メッキとの相性が良い:銀メッキを施すと見た目は銀のように美しく仕上がり、かつ洋白の硬さを生かせる。

  • メンテナンス性:純銀に比べて酸化による変色が目立ちにくい。


MIYABI

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